セリーグ新人王は誰だ! 牧vs栗林の激しい新人王争いを制するのは

新人王争い 選手情報
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こんにちは、野生のタヌキです。
ヤクルト・オリックスがともに前年最下位から優勝を成し遂げた2021年シーズン、早くもレギュラーシーズンの全日程が終了しました。

両リーグともに激しい優勝争いを繰り広げた今シーズンでしたが、セリーグの新人王争いも近年稀に見るデットヒートを繰り広げています。

打者では新人史上4人目となる「3割・20本」を達成した横浜の牧秀悟、投手では山崎康晃の新人最多セーブ記録に並び防御率0点台を誇る広島の栗林良吏

一騎討ちとされるこの2人、果たしてどちらが新人王に輝くのか。
2人の成績だけでなく、過去の新人王争いも参考にしながら考察していきます。

野生のタヌキ(管理人)
野生のタヌキ(管理人)

ぜひ最後まで読んでみてください!

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新人王とは

まずは新人王について、軽くその概要を紹介します。

全国の新聞、通信、放送各社に所属しており5年以上プロ野球を担当している記者が、選考資格を持つ選手のうち1名の名前を記入し投票する(最優秀新人に相応しいと思う選手がいなければ、「該当者無し」と票を投じることもできる)。セントラルパシフィック各リーグで最も多くの票を得た選手1人が、最優秀新人に選出される。ただし、最多得票の選手の得票数を「該当者無し」票の票数が上回っている場合、あるいは規定の得票数(投票総数の26%)に達している選手がいない場合は、「該当者無し」になる。

最優秀新人 (日本プロ野球)

5年以上担当している記者が選ぶため、投票結果には公平性があると考えられています。
しかし匿名投票のため、たまに冗談まじりの投票をしている記者もちらほら見受けられます…

次は新人王の資格保有者の基準について。

1. 海外のプロ野球リーグに参加した経験がない
2. 支配下選手に初めて登録されてから5年以内
3. 投手として前年までの1軍での登板イニング数が30イニング以内
4. 打者として前年までの1軍での打席数が60打席以内

最優秀新人(日本プロ野球)

投手・打者ともにある程度1軍を経験しても新人王資格を保有し続けられます。
そのため5年以内の選手の場合、徐々に成長した選手が一気に開花し受賞することも可能です。

最後に過去10年間の両リーグの新人王を振り返ります。

年度選手名所属年数所属球団成績選手名所属年数所属球団成績
2011澤村拓一1読売11勝11敗0S 0H
防2.03
牧田和久1西武5勝7敗22S 1H
防2.61
2012野村祐輔1広島9勝11敗0S 0H
防1.98
益田直也1ロッテ2勝2敗1S 41H
防1.67
2013小川泰弘1ヤクルト16勝4敗0S 0H
防2.93
則本昂大1楽天15勝8敗0S 0H
防3.34
2014大瀬良大地1広島10勝8敗0S 0H
防4.05
石川歩1ロッテ10勝8敗0S 0H
防3.43
2015山﨑康晃1横浜2勝4敗37S 7H
防1.92
有原航平1日本ハム8勝6敗0S 0H
防4.79
2016髙山俊1阪神.275 8本 65点 5盗高梨裕稔3日本ハム10勝2敗0S 1H
防2.38
2017京田陽太1中日.264 4本 36点
23盗
源田壮亮1西武.270 3本 57点
37盗
2018東克樹1横浜11勝5敗0S 0H
防2.45
田中和基2楽天.265 18本 45点
21盗
2019村上宗隆2ヤクルト.231 36本 96点
5盗
高橋礼2ソフトバンク12勝6敗0S 0H
防3.34
2020森下暢仁1広島10勝3敗0S 0H
防1.91
平良海馬3西武1勝0敗1S 33H
防1.87

過去10年間の新人王の成績を見ると、やはり10勝以上をあげた投手が多く野手は少ないですね。
近年では東や森下といった、球界全体でもその年のトップクラスの成績を叩き出している選手も増えています。

そしてここからが本題。
まずは新人王候補筆頭バッター、牧秀悟から紹介していきます。

打者編:牧秀悟

引用:web sportiva

横浜Denaベイスターズからドラフト2位指名されたルーキー。
大学野球日本代表では4番を担うなどコンタクト能力に非常に長けた大型の右打ち内野手。

構えやルーキー離れした佇まいは、背番号2の前任者であるホセ・ロペスを彷彿とさせます。
本職はセカンドですが、試合後半ではファーストでの起用も器用にこなします。

まずは今季の成績を見ていきましょう。

試合打席打数安打二塁打三塁打本塁打塁打打点盗塁打率出塁率OPS
13752348715335322260712.314.356.890

新人の枠組みを越え、OPSでは鈴木・村上に次ぐセリーグ3位の成績を残しました。
また4番に座った最終盤での猛追により、打率もリーグ3位まで急上昇。

新人記録ではあの長嶋茂雄をも超え、セリーグ史上最多となる35本の二塁打を積み重ねる活躍。
またNPB史上初となるサイクルヒット達成と5打席連続二塁打など、多くの記録を打ち立てました。

さらに負担の大きいセカンドを守れるため、21世紀史上最高の新人野手と言って過言ではありません。

投手編:栗林良吏

引用:web sportiva

広島東洋カープに単独1位指名を受け入団しました。
150kmを超える直球に加え、落差の激しいフォークを投げ込む非常に総合力の高い投手です。
社会人時代は先発でしたが、開幕から守護神を任され圧倒的なパフォーマンスを発揮しています。

こちらも成績から見ていきましょう。

登板勝利敗北セーブホールド奪三振奪三振率自責点防御率
53013708113.9350.86

まずは守護神として最も大切な「セーブ成功率」100%と驚異的な数字を残しました。
奪三振率も14点台に迫る高水準で、防御率も0点台と文句のつけようのない完璧なクローザーです。

セーブ数37も2015年に山﨑康晃が記録した新人最多セーブ記録に並び、オリンピックでも全試合に登板し2勝3セーブを挙げる大活躍を果たしました。

例年なら阪神の佐藤・伊藤・中野なども新人王候補として話題に上がっていると思います。
しかし今回は牧・栗林の存在により残念ながら新人王獲得はかなり厳しい状況となっています。
それだけ今年のレベルが高い、ということですね😅

評価が難しい投手と野手の争いですが、過去の新人王争いの結果はどうだったのでしょうか?
過去の争いから投手と野手どちらが有利なのか、考察したいと思います。

過去の新人王争い

2020年:平良海馬vs小深田大翔(パ・リーグ)

実は昨シーズンも投手vs野手の新人王争いが繰り広げられていました。
平良と小深田、新人王としてどちらもふさわしい成績を残していました。

まずは平良海馬の成績から。

登板勝利敗北セーブホールド奪三振奪三振率自責点防御率
54101336210.53111.87

50試合以上に登板し、防御率1点台をマーク。
前年のイニングが24であったため、新人王の資格を保有していました。

次は小深田大翔の成績です。

試合打席打数安打二塁打三塁打本塁打塁打打点盗塁打率出塁率OPS
11243737810916531443117.288.364.745

即戦力ショートとしての期待を受け、見事レギュラーとして活躍しました。
出塁率が高く、盗塁技術も兼ね備えたショートとして新人王候補となりました。

そして投票結果は以下のようになりました。

選手名得票数
平良海馬144
小深田大翔125

個人的には平良の圧勝で終わると思いましたが、以外にも19票差の接戦となりました。
やはり野手いきなり規定打席に立ち、レギュラー定着することの難しさが票数として現れたのではないかと思います。

1998年:川上憲伸vs高橋由伸

次は今年に次ぐハイレベルな川上憲伸と高橋由伸の新人王争いです。
この年は他にも打率.327をマークした坪井智哉や、9勝をマークした小林幹英も特別賞を受賞する新人豊作となったシーズンでした。

まずは川上憲伸の成績から見ていきましょう。

登板勝利敗北セーブホールド奪三振奪三振率自責点防御率
26146001246.92462.57

川上はリーグ2位の防御率をマークし、前年最下位のチームを2位へと躍進させる原動力となりました。

次は高橋由伸の成績を見ていきましょう。

試合打席打数安打二塁打三塁打本塁打塁打打点盗塁打率出塁率OPS
12651546614032119231753.300.356.852

開幕スタメンに名を連ね、その後もコンスタントに結果を残し打率も3割に乗せる活躍。
また外野守備での活躍も光り、新人史上初となる最多補殺もマークしました。

そして投票結果は以下のようになりました。

選手名得票数
川上憲伸111
高橋由伸65

ハイレベルな争いでしたが、投票結果は川上憲伸が差をつけ新人王を受賞しました。
予想よりも大差がついた要因は、直接対決が22打数1安打だったから言われています。

奇しくもこの1998年は今年の大卒選手が生まれた年であり、何か運命的なものを感じますね😲

投票の決め手は? 注目ポイント!

これまでの新人王争いから、おそらく以下の3点が傾向として見られるのではないでしょうか。

1.投手より野手の方が評価が高い
2.直接対決の結果が影響を与える
3.記者の好み

平良vs小深田の争いから考えると、野手が1年目からレギュラーとして結果を残すことの難しさが考慮されるのではないかと思います。投手と違い野手は基本的に毎日出場するため、疲労度が高いことを記者は踏まえた上で投票しているのではないかと思います。

また川上vs高橋の争いでは両者ともに甲乙付けがたい成績でしたが、直接対決の成績によって票数に差が生じました。しかし今回栗林は抑えのため対戦回数が少なく、5打数0安打1四球となっています。
おそらく対戦回数が少ないためあまり参考にならない、と考えられるのではないでしょうか。

最後はやはり記者も人間、それぞれの好みが判断材料となるのではないでしょうか。
そもそも投手と野手を同じ土俵で比べること自体が難しいため、記者にもどちらが優れているのか判断できないと思います。

シーズンとは関係ないとは言え、栗林のオリンピックでの活躍が記者にどんな印象を与えているのかも重要な要素になると思います。
MVP級の活躍であったため当然記者も印象に残っており、この印象が無意識にも栗林の新人王をサポートするのではないでしょうか。

まとめ

みなさんはどちらが新人王にふさわしいと思いますか?
筆者としては横浜ファンであるため当然牧推しですが、正直どっちが受賞してもおかしくない成績を残していると思います。

今回Twitterの方でどちらが新人王を受賞すると思うか、投票機能を設けますのでぜひ投票してみてください!


両者ともに必ず次の世代を担う選手たちだと思うので、受賞できなかったとしてもチームの中心選手であり続けると思います。

両選手のさらなる活躍を、一野球ファンとして期待しています。

ではまた次の記事にて👋

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